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その存在は噂や文献で知っていたのですが一説には10本という生産本数だとかで、実物を見ることすら諦めかけていたジェフベックモデル・レプリカ。『アンビシャス』のプロモ、レイ・ヴォーンとのハワイでのセッションなどで使用したあのモデルです。ロッド・スチュアートの『ピープル・ゲット・レディ』のアーミングプレイもこのモデルです。
本人所有の本物以外にファンクラブ有志がカスタムオーダーしたものが存在するらしいのですが、この一本がそれに相当するのか、はたまた個人がオーダーしたものかは遂に不明のままです。シリアルナンバー及びトレモロキャビティ内の作業指示書から、改造品ではなく88年にオンタリオ工場で作られたsoloistcustomですが、わざわざローズ指板、ドットインレイをチョイス、ピックガードを一品制作していることから、意図的に忠実なジェフベックモデルとしてファクトリーで復刻制作された物であることが確認できました。他にオレンジのバージョンも存在すると思われます。
前オーナーも相当なファンだったらしくかなりのプレミアムを支払って手に入れたようですが、手放すまで現役として大事に弾き続けていたそうで実に状態の良い機体です。実機を手にして感じたのはこのピンクが予想よりもずっと複雑で重量感のある大人っぽい色だということです。スペクトラムのポップなピンクとはかなり趣の違う、口紅のようなローズレッドです。
ポール・ギャゴン氏が膨大なフェンダーのヴィンテージPUのデータを元に再現したJ-100を3発載せているだけあって、かなりストラトに近い音です。フェンダー系アンプと相性が良く、レイ・ヴォーンのような太いクランチが最高です。音も姿も「バタくさい」ガイジン娘っぽいので「ベッキー」と名付けました。
ある意味、私にとってのソロイストはこのスタイルが究極でありコレクションの目標でもありましたから、パズルの最後の1ピースを嵌めたような達成感があるのと同時に一種の喪失感のようなものさえあります。つまり私の「旧ソロイストの旅」は、いよいよこれにて完結です。今後はこの「ベッキー」と「コルゲン」「シマウマ」・・・を引き連れ、「新たなるオレ様ソロイスト探しの旅」に天竺へと向かいます。(COMMENT
BY りょ。さん)
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