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| Young Guitar誌、1985年7月号より |
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| 今や、世界中のプロ・ギタリスト達の間で、“Musician's Musician”のスーパーアイテムとして驚異的な人気と実力を誇っているのが、御存知-「Charvel/Jackson」。そのオーナーであり、デザイナー&クラフトマンとしても有名な“グローバー・ジャクソン”氏が先頃日本を訪れた。今回来日の目的は主に2つあり●先ず1つ目は、最近日本でロゴブランド、保証書まで偽造され出回っているシャーベル・ギターの紛い物(完全コピーモデル)に対する調査と法的処置(こういうアンフェアーな行為は断じて許されるべきでなし、関連各位にも強く注意を促したいと、非常に険しい表情であった)。●次に近年進境著しい日本のギター業界の視察。特に技術力の高いギター・メーカーを中心に、ミュージック・ショップ等の状況を見て回ったという事である。何しろ現在Charvel/Jacksonのギター&ベースは世界各国からのオーダーが多過ぎて生産が追いつかず、ヨーロッパ向けにその一部を日本で製作したい、という気になる発言まで飛び出したほどだ。いずれにしても、今後の展開に益々注目せずにはいられない・・・。
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| さて、YG楽器班では以上の様な堅めの記者会見後、さらにG・ジャクソン氏の単独インタビューの機会を得ることが出来た。そこで今度は、ぐっとソフトコアの内容で・・・。
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| HR/HM界のみならず、G・ジャクソン氏ほど多くのスーパー・ギタリスト達から絶大な信頼と尊敬を獲得しているギター・デザイナーも少ないだろう。先月号(85年6月号)のRATTのインタビュー等からもわかるように、特にL.A.のギタリスト達の間では、まさに“ゴッド・ファーザー”的な存在といえる。今まで手掛けた数多くのモデルの中から、そんなミュージシャン達のエピソード、裏話を聞いてみた。
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| ★SCENE1/ランディ・ローズ |
| 「ランディ・ローズが新しいギターを製作してほしいって電話してきたのは-彼(オジー・オズボーン?)がB・サバスを離れてイギリスから戻ってきた-1980年の丁度クリスマス・タイムの時だった。その時、彼と11時間以上も話し合い、最初に製作したモデルが、例のホワイト・ワンなんだ。その後、3〜4ヶ月程たってから、まだギブソンのVと同じ感じを受けるので、もっとシャープにして欲しいという要望があってね。で、再び彼とディスカッションしながら、今のスタイルを完成させたというわけ、ところが、そのボディの形に切り落とす段階で彼は急に青ざめてその場を逃げ出してしまったんだ。迷信深いっていうんだろうか?!とにかく今まであれほど物静かでデリケイトでナイス・ガイに会ったことがないよ・・・。」 |
| ★SCENE2/アラン・ホールズ・ワース |
| 「アラン・ホールズ・ワースに関しては、今はあまりコメントしたくないんだ(モニターの問題等、大い関係?〜)。話し出したら一日じゃ済まなくなるしね。彼はいつも自分自身で問題をおこしてしまう・・・。ギターについても完璧主義者で、絶対にひとつの所で満足したりとどまったりしようとはしないんだ。今でも彼はCharvel/Jacksonの社員以外でオフィスのキーを持っている唯一の男だよ。ただ、人間的な問題は多少持っているにせよ、ひとたびギターを持たせたら地球上で一番のテクニックを持っているアーティストだと思う。全く天才だよ、スゴイ奴さ・・・。」
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| ★SCENE3/ジェフ・ベック |
| 「ソロイストによるジェフ・ベックとの出会いは、ダニス・スパノス・バンドのギタリスト(ロン・マンクーソー)がバニラ・ファッジ再編成の時、そのレコーディングにジェフを参加させたのがきっかけなんだ。その時、ロンは僕の製作したソロイストを使っていて、ジェフがそれをプレイして気に入り、僕に直接オーダーしてきたというわけさ、ピンクとオレンジの二本を彼のために製作したよ。」ただ、ジェフはギターの話よりも、車のトランスミッションだとかキャブレターの話をしてあげた時の方が、凄く興味を示すんだ。(笑)」 |
| ★SCENE4/RATT |
| 「ラットに関して言えば、親父と息子の関係かな(笑)。ロビンはとにかくフットボール選手級のデカサだろう。普通のギターだとまるでオモチャみたいなんだ。だから、彼に合わせる形でウイングを伸ばし、大きなモデルに仕上げたというわけさ。ウォーレンの方も非常に特殊だったんだ。彼の場合は、クラシック・ギターの様な幅の広いフラットな指板が好きで、あのネックも彼のためにスペシャル・メイドしたものなんだ。FRTナットがその広さの為、幅が足りない程さ。普通に人のギターに当てはめたら、誰も弾けないだろう・・・。彼等も素晴らしいプレイヤーに成長したね。」 |
| ★SCENE5/読者へのメッセージ |
| 「エディーにしても、クワイエット・ライオット、モトリー・クルー、ラット・・・みんなあの頃はハイスクールバンドだったんだ。元をただせば、誰もが最初は単なるローカル・バンドだったんだよ。メンバーもグルグル回っていた様だったし、あの時点でどういうアーティストに会っていたかなんて、多過ぎて覚えていなられない程さ。みんな大きな輪のようになっていたからね。その中で、エディー達(ヴァン・ヘイレン)がロック・ビジネスとして大きな成功を獲得した事が、今のL.A.メタルの活性化の起爆剤になっている事は確かだろう。日本の若い人達も頑張るべきだよ。スタートはみんな同じ、ハイスクールバンドなんだから・・・。」 |
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| 2002年7月2日 |